投稿 ホーム > 投稿 > 漢詩 2017.10.02 人は、一生涯出逢いを繰り返すが、 最後のお別れをしなければならない時の つらさは、また、格別のものがあります。 季節はめぐり、春の風になり 花々も咲くようになりますが、 蚕は、最後まで糸を吐き続け 蝋燭は、灰になるまで蝋涙を流し続けます。 旅人よ、もう過去になってしまった話は 聞かないで欲しい。 人はもとより別れに悲しみを抱くが、 川の流れは、そうした人々の悲しみも 知らぬように絶えることなく 流れつづけています。 天と人の間で 前の記事へ 一覧へ戻る